6月3日からEU圏内から観光客を受け入れていますイタリアですが、まだそれほど観光客がおとずれていないため、予想していたほど感染者数は増えていません。現在のイタリアの新型コロナウィルス感染者数の現状は下記のとおりです。
過去1週間の感染者(6月23日~29日)資料:STATISTICHE CORONAVIRUSより
イタリア 1日平均感染者数 189.8人
日本 1日平均感染者数 93.7人
イタリア州別 過去1週間の感染者数 (6月23日~29日)
(注)カンパーニア州とシチリア州は6/1~18までの1日平均感染者数となります。
ロンバルディア州(州都ミラノ) 1日平均感染者数 104.0人
ラッツオ州(州都ローマ) 1日平均感染者数 11.4人
トスカーナ州(州都フィレンツェ) 1日平均感染者数 5.3人
ベネト州(州都ヴェネツィア) 1日平均感染者数 4.9人
プーリア州(州都バーリ) 1日平均感染者数 0.6人
カンパーニア州(州都ナポリ) 1日平均感染者数 1.9人
シチリア州(州都パレルモ) 1日平均感染者数 1.2人
一時は1日の感染者数が6,000人を超えたこともあるイタリアですが、6月に入りかなり感染者数が減少してきました。各州別にみると、被害のひどかったロンバルディア州でも平均104人と以前に比べると落ち着いてきています。また南イタリアのアルベロベッロのあるプーリア州は感染者0の日もあります。アマルフイ、ナポリのカンパーニア州も平均1.9人、シチリア州 1.2人とこちらも日によっては感染者数が0の日もあります。
イタリア人は欧州の中にあっては、新型コロナウィルスをの対策もしっかりしており、各観光施設、美術館、レストラン、バールなどでも、マスク着用、ソーシャルデイスタンスなども比較的きちんと守っていますので、そういうことも多少影響しているのではないかと思います。
7月からはEUが日本を含む十数カ国からの観光客や出張者を受け入れる方向で調整に入りました。7月~8月のバカンスシーズンに向けてとのことですが、個人的にはもう少しこのまま観光客が少ないまま感染者数減を維持できれば良いのになと思っております。もちろん、EU側が日本を受け入れることになっても、日本側がEUからの受け入れを了承しないと渡航解禁とはなりませんので、まだまだ日本からの旅行は先のことになりますね。
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