紺碧の海ときらめく太陽。自然と遺跡と美食の島シチリアへ!
地中海の十字路 シチリア島の魅力
地中海最大の島シチリア島。ギリシア、ノルマン、アラブ、イスラムなどさまざまな文明が覇を競った歴史の名残が島の各所に残り、イタリアの中でも遺跡文化の宝庫となっています。遺跡ばかりでなく、過去と現在が入り混じったパレルモの街歩きや、ゲーテの時代からリゾート地として名を知られたタオルミーナでのバカンス、海の幸と豊潤な野菜を使ったシチリア料理など1年中観光客を魅了してやまない島です。地中海の要所にあるため古代からさまざまな民族が行き交いその文化遺産が7つの世界遺産として残るシチリア島。街々に違う顔を持ち旅人を飽きさせません。また肥沃な大地と地中海の海の幸に恵まれ美食の島としても知られています。「シチリア・南イタリアの専門店イタリアン地中海センター」がそんなシチリア島の魅力をご案内いたします。
▼シチリア島の春夏秋冬
春2月頃アグリジェントではアーモンドの花が咲き、一足早い春の訪れを告げます。3月~5月はオレンジやレモンの花が咲き、緑にあふれたシチリア島は周遊に最適のシーズンとなります。
夏6月~9月、バカンスシーズン到来!青い海と輝く太陽。日中は30度を超える日も多く夏の暑さも感じますが、日本と違い湿気が少ないので、木陰や建物に入れば涼しくなります。
秋10月~11月、バカンス客が去り静かなシチリア島は観光にも最適な季節。晩秋から冬にかけてはやや雨が多くになります。10月中旬頃までは日差しもまだ夏の名残が残っています。
冬12月~1月、冬でも比較的温暖なシチリア島ですが、日本と同じく防寒具は必要です。シチリア島をゆったりと巡ることができるシーズンです。
▼シチリア島の都市案内
シチリア島最大の都市、州都パレルモ。長い歴史によって形成された重要な文化財や地元の人々で賑わう市場など見所はつきません。歩行者天国となった通りも多くゆっくりと街を観光できます。
シチリア島の東海岸にあり、限りなく青いイオニア海、雄大なエトナ山を望むヨーロッパ屈指のリゾート地タオルミーナ。その美しい景観は”地中海の女王”とも称されています。
紀元前8世紀にギリシア人植民地として建設されたシラクーサは”シチリア島で最も美しい街”とも言われています。旧市街オルテジア島の散策はおすすめです。
標高751メートルの断崖絶壁、雲をつくサン・ジュリアーノ山の上に築かれた雲の上の街エリチェ。ノルマン城からは雲海を下に見る事ができ、空と海と眼下に散らばる町の景観が望めます。
紀元前6世紀、ギリシャの植民都市として築かれたアグリジェント。コンコルディア神殿など壮大な神殿群が残っている「神殿の谷」は世界遺産に登録されています。
古代ローマ時代の貴族の別荘「カサーレの別荘」。床面に残されたモザイクには、神話の物語やビキニの乙女など当時の人々の営みも描かれています。
堂々たるバロック建築のカテドラルやシチリア・バロックの傑作ともいわれるサン・ジョルジョ大聖堂など見所の多いラグーサ。後期バロック都市のひとつとして世界遺産に登録されています。
シチリア島南東部、後期バロック都市として、カターニア、ラグーサ、モディカ、カルタジローネなど8つの街に広がる世界遺産の街の一つ。美しい装飾を施した建物が多く残っています。
▼「ゴッドファザー」や「ニューシネマ・パラダイス」のロケ地やゆかりの地のご案内は➾「シチリア映画ロケ地」
▼シチリアはおいしさがいっぱい!!ようこそ美食のシチリア島へ。
海の幸を燻製に仕上げたおすすめの一品。イタリア版お刺身”マグロのカルパッチョ”もぜひ試し下さい。
ぷりっとした厚みのある新鮮なムール貝とムール貝のうまさがからんだパスタは満足すること間違いなし。
パスタ・アルフォルノ(パスタのオーブン焼き)。各家庭ごとにレシピがあるまさに”シチリア・マンマの味”。
シチリアのソウルフード(ライスコロッケ)。大きさもおむすび大から小ぶりなものまでさまざま。中身もいろいろです。
肉や野菜に好きな具合を挟み、巻いたものを”インボルティーニ”と言います。シチリアではメカジキのインボルティーニもあります。
シチリア発祥の氷菓。日本のかき氷とは違うシャーベットのようなものです。フルーツだけでなく、コーヒーやナッツの味もあります。
うにのパスタ”でよく知られていますが、パレルモの郊外モンデッロでは”生うに”も食べることができます。潮の香りと”うにの甘味”がたまりません。
イタリアの冬を代表する野菜、アーティチョーク(イタリア語でカルチョーフィ)。蒸したり、焼いたり、オイル漬けにしたり調理法はさまざまです。
果肉が血のように真っ赤なオレンジ。このオレンジから作るオレンジジュースが有名ですが、詳しくはこちらのシチリア島のオレンジをご覧ください。
▼シチリア島の世界遺産
シラクーサとパンタリカ岸壁墓地遺跡
エトナ山
エオリア諸島
ヴィラ・ロマーナ・デル・カサーレ(ピアッツア・アルメリーナ、カサレの別荘)
ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の街々(ノート、ラグーサ、カターニア、カルタジローネなど8つの街)
アラブ・ノルマン様式のパレルモとチェファル、モンレアーレの大聖堂
アグリジェントの遺跡地域(神殿の谷)