ヴェネツィアを舞台にした映画
❖映画・・・旅情、ベニスに死す、ツーリスト、他
数多くの映画の舞台として登場するヴェネツィアは、映画の数だけ、街の魅力がいっぱい。その中でも代表的なのが、1955年制作の「旅情」。アメリカ人女性(キャサリーン・ヘップバーン)の旅先での恋を描いた作品。冒頭サンタ・ルチア駅から始まるこの映画の中には、リアルト橋、カナル・グランデ、サンマルコ広場、サンマルコ寺院などの観光名所や、カフェ(カフェ・フローリアン)やバール、小さい広場や橋などヴェネツィアのさまざまなシーンが登場します。
新しいところでは、2010年制作のジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが共演した「ツーリスト」が、サンマルコ広場、サンタ・ルチア駅、リアルト橋など観光名所が映画に登場します。また、宿泊先として「ホテル・ダニエリ」が登場。優雅な夕食シーンは「ペギー・グッゲンハイム美術館」で(レストランはセット)。そのほか、「007シリーズ」や「インディ・ジョーンズ」、「リプリー」など様々な映画にロケ地として登場するヴェネツィアは今も魅力あふれる水の都です。
ヴェローナを舞台にした映画
❖映画・・・ロミオとジュリエット、ジュリエットからの手紙
シェークスピア「ロミオとジュリエット」の舞台となったヴェローナ。映画化は何度かされていますが、日本で圧倒的に人気があったのがオリビア・ハッセー、レナード・ホワイティング主演の1968年制作版です。ただ、ヴェローナではロケはされていません。有名な舞踏会やバルコニーのシーンは、ピエンツァの「ピッコローミニ宮」で撮影されています。ヴェローナが映画で登場しているのが、「ロミオとジュリエット」をなぞった「ジュリエットからの手紙」です。
ヴェローナの観光名所「ジュリエッタの家」に届く、世界中の女性たちからの手紙を題材にした映画「ジュリエッタからの手紙」。ヴェローナの美しい風景と、50年という時を超えたロマンティックな恋物語が旅情を誘います。ヴェローナの街中の各所で撮影がされ、物語の要となる「ジュリエッタの家」はもともと人気スポットでしたが、映画公開後はさらに人気上昇。ヴェローナ観光の中心となっています。