マルタ共和国を舞台にした映画
❖映画・・・グラディエーター、ポパイ、トロイ、白い帽子の女、他
マルタは、さまざまな映画やテレビドラマのロケ地として使用されていますが、残念ながら映画の舞台となってはいません。そんな中でもより映画を思い出させるのが、撮影で使ったセット(村)を現存し今は人気のアミューズメント・パークとなった「ポパイ村」です。1980年に制作された「ポパイ(実写版)」は、マルタに巨大な街のセットを作り半年にわたって撮影されました。現在もそのセットがそのまま残り、ポパイのキャラクターがミニショーを繰り広げています。ポパイやオリーブとおしゃべりしたり、記念写真を一緒に撮ったりもできます。敷地内にはカフェやレストランもありますので、大人も子供も楽しめるパークになっています。
また、映画の中でロケ地として多く使用されたのが、ヴァレッタの対岸にある「リカゾーリ砦」です。帝政ローマ時代中期の剣闘士(グラディエーター)の物語「グラディエーター」は、戦いの場コロッセウムをリカゾーリ砦に作り撮影されました。「トロイ」「キャプテン・フィリプス」もリカゾーリ砦で撮影されています。海の色の美しさで知られるコミノ島のブルーラグーンは、「モンテ・クリスト伯」「トロイ」で登場します。外国人墓地の近くにある「リネーラ映画村」では「U-571」、「ゴゾ島」では「白い帽子の女」「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」がロケ地となっています。