大自然の美しい風景に癒されるプリトヴィッツェの休日
90以上の滝と16の湖、深い森の緑が織りなす自然を満喫できるプリトヴィッツェ湖群国立公園。湖の色は翡翠のようなエメラルドグリーン。湖と湖は無数の早瀬や滝でつながれ、最後に滝となって下の川に落ち込んでいきます。公園内は無数の木の遊歩道が張り巡らされているので、遊歩道に沿って水辺のハイキングが楽しめます。
湖底が見えるほど透明で、泳いでいる魚はもちろん湖底の倒木や岩もすぐ近くにあるかのように浮き出して見えます。湖はおおまかに上の湖群と下の湖群に分けられ、上の湖と下の湖の間には、公園内で一番大きいコジャック湖が横たわっています。電動ボートが行き来していて、約20分ほどの湖の遊覧が楽しめます。
1年を通じてオープンしている国立公園では、春の新緑、滝のしぶきが涼しげな夏の散策、秋の紅葉や、冬の雪に覆われた白銀の世界など四季折々の美しい風景を味わうことができます。中でも、標高639mの湖から標高150mまでを階段状の滝が結んでいる風景は躍動感にあふれ、まさに大自然の芸術といえるでしょう。
メルヘンチックな絵のように風景が広がるブレッド湖
スロヴェニアの首都リュブリャーナから車で1時間、オーストリアとの国境に近い場所にブレッド湖があります。鏡のように澄み切った湖面には、ユリアン・アルプスの最高峰、標高2864mのトリグラフ山が映し出され、湖に浮かぶスロヴェニア唯一の小島には、ブレッド湖のシンボルともいえる聖母マリア教会が建っています。このブレッド島には環境の配慮から、モーターボートの使用は禁止されているため、手漕ぎボート(乗合)で訪れます。
湖の1周は6kmほど。湖をぐるりと取り巻く遊歩道が整備されていて、気持ちの良い散歩が楽しめます。シーズン中は馬車やオモチャのようなトイトレインも走っています。散策の途中で、湖畔に立つチトー大統領の夏の離宮を改装したホテル・ヴィラ・ブレッドに立ち寄りお茶を飲むのもいかがですか。